真の気概とは ― 東都で崎門学研究会〔2月15日〕

2月15日午後、髙田馬場にて第10回「尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会」を開催した。

今回も前回に引き続き謝枋得についてである。

謝枋得は科挙に抜群の成績で合格(面接で宋朝の堕落を批判したため面接で減点され二番手での合格)した俊才であった。蒙古軍が南下すると宋を守るために奮闘したが状況を変えるには至らず、国の滅亡を見た。皇太后は蒙古に拉致され、そこで優遇され、かつての臣下に降伏を説く始末であった。しかし枋得は屈せず抵抗の姿勢を貫いた。その後、元から臣下につくよう招かれたが拒絶。しかしついに拒否できず、強要され北京に赴く。死を覚悟した謝枋得は妻子知友に漢詩を残し、絶食して没する。

次回も引き続き謝枋得を輪読する。

《志士の名言:謝枋得編》
◎「清明正大の気、利を以て回すべからず、英華果鋭の気、威を以て奪ふべからず」
(清明正大の気は利益で釣っても、もとへかえすことができず、英華果鋭の気は権威を以ておどしても、かえさせることができぬ)

〔愚泥〕

関連記事

  1. 保田與重郎は萬葉集を如何に読んだか―大神神社で再興・第6回桜井かぎろひ忌〔10月4日〕

  2. スペイン前国王の金銭スキャンダル ― かつては、スペイン民主化の立役者として国民の敬愛を集めていたが…

  3. 近現代音楽と俳諧系神道結社 ― 京都で民族文化研究会関西支部例会〔5月18日〕

  4. 「傲慢だぞ日蓮主義者」・「阿片的宗教意識」 ― 東京都内で国体思想研究会〔11月29日〕

  5. イタリア人から現代日本への警告 ― 三島由紀夫研究会公開講座〔2月25日〕

  6. 激動の時代に対する覚悟を ― 潮匡人氏が千田会で講演〔7月15日〕

  7. 正気と尊厳 ― 東都で『靖献遺言』を読む会〔12月22日〕

  8. 山崎闇斎の学統を受け継いで―『﨑門学報』(第14号)発行〔12月1日〕/保建大記を読む会〔12月2日…

  9. 乃木大将と山鹿流 ― 崎門学研究会特別講座〔9月1日〕

今月の人気記事





PAGE TOP