日本と世界を如何に見るか ― 東京で千田会主催の講演会〔11月24日/25日〕

本誌の執筆者である千田昌寛氏を代表として平成二十七年に設立された千田会では、東京や倉敷を中心に年間約三十回の講演会を開催している。

講演する高山正之氏

十一月二十四日夕方、文京シビックセンターにて、高山正之氏〔コラムニスト〕の独演会「高山正之の変見自在」が開催された。

高山氏は「週刊新潮」で超辛口コラム「変見自在」を連載しており、まとめたものが単行本として刊行されるが、その出版記念を兼ねた講演会。

今回のタイトルは「習近平は日本語で脅す」。新聞では何も学べなくなり、本当の歴史を正しく知ることが必要だ。そのためには嘘を見分ける能力が必要だとして、同書でも朝日新聞が取り上げられている。

また、「新聞が伝えないことで、心躍る良い話がある。日本人が優れた資質を持ち、真摯に生きてきたことを伝えることで、自虐解消に役立てれば幸いだ」と前書きに記す高山氏は、マイナス面ではなく、プラス面から日本を見るという発想の転換が必要だと本講演においても力説した。〔M・W〕

講演する澁谷司氏

十一月二十五日夕方、同じく文京シビックセンターにて、澁谷司氏〔拓殖大学教授海外事情研究所教授〕の講演「中台関係と台湾統一地方選挙」が開催された。

台湾統一地方選挙で民進党が惨敗した翌日というタイミングであったが、先生は落胆された様子もなく精力的に講演された。

台湾は中国と米国に挟まれた位置関係にあり、両国にとって重要な国である。そのことは、今年二月末に中国共産党が発表した「恵台31条」や今年三月に米国で施行された「台湾旅行法」を見ても窺える。

とりわけ「恵台31条」に対し、澁谷氏は、中国経済が悪化したことにより、台湾から投資を促進する為の苦し紛れの政策か、台湾の歓心を買って取り込もうとする習近平の作戦かと推測。このことは台湾当局も気付いており、行政院長の頼清徳は「台湾に恩恵を与える政策の本質は中国大陸側の利益にあり、その目的は台湾を併合することだ」と喝破した。〔千田会女子部・鈴木久美子〕

関連記事

  1. 中東世界と一帯一路 ― 京都で民族文化研究会〔2月15日〕

  2. 中共の対米工作/国体論の諸相 ― 東都で昭和12年学会公開研究会〔8月29日〕

  3. 「革命」は現在進行形である ― 東京でフランス革命を見直す国際シンポジウム〔7月13日・14日〕

  4. 気象予報士の半井小絵さん 福岡で拉致問題をテーマに講演〔3月20日〕

  5. 近現代音楽と俳諧系神道結社 ― 京都で民族文化研究会関西支部例会〔5月18日〕

  6. 陸羯南の現代的意義 ― 小野耕資氏が東都で講演〔11月8日〕

  7. 尺八から元号まで ― 京都で民族文化研究会〔4月20日〕

  8. 三島由紀夫読詠会『潮騒』を読む #三島没後50周年〔1月23日〕

  9. 明治天皇の御聖徳を偲ぶ ― 桃山御陵参拝団〔11月3日〕

今月の人気記事





PAGE TOP