1月2日、令和初の新年一般参賀が皇居で行われた。天皇・皇后両陛下におかせられては、午前3回・午後2回の計5回、長和殿のベランダに立たれた。
なお、午前の3回には上皇・上皇后陛下もベランダに立たれたものゝ、ベランダ中央の位置を天皇・皇后両陛下に譲られた御様子を拝し、改めて『御代がわり』を実感した。
また、第1回目のお出ましはNHK総合テレビでも中継されたが、右や左に目配りしつゝ噛み締めるように言葉を発せられる天皇陛下の御姿が極めて印象的であった。
お出ましになった皇族の半数以上は女性であり、天皇陛下および上皇陛下を除く男性皇族は皇嗣である文仁親王殿下と車椅子に乗られた正仁親王殿下のみであった。これは皇位継承資格を有する男性皇族が少ないことを意味し、安定的な皇位継承を可能ならしめる方針を策定することが急がれる。〔東山邦守〕