葦津珍彦と「荒魂」の研究動向 ― 京都で民族文化研究会〔8月22日〕

8月22日午後、貸会議室オフィスゴコマチ(京都市)にて、民族文化研究会の関西地区第27回定例研究会が開催された。

報告者は半木糺氏と湯原。

まず、半木氏が、「東郷茂彦『「天皇」永続の研究 近現代における国体観と皇室論』を読む」と題し、近現代の国体論・天皇論を幅広く論じた近時の注目作を読み解く。とりわけ、葦津珍彦を扱った第七章が注目され、近時の学界における最新の葦津研究がどのようなものかが検討された。

続いて、湯原が、「近世期における神道神学の展開――中野裕三『国学者の神信仰』を読む(第5回)」と題し、第四編第一章「荒魂考」を読み解いた。「荒魂」とは何を意味するかという問題は、神道における霊魂理解に直結する重要な問題でありながら、未だに定説が存在しない。本章では、本居宣長・橘守部の「荒魂」解釈や、「荒魂」をめぐる神社祭祀を参照しつつ、その実像に迫る。〔湯原静雄〕

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