「沖縄のジャンヌ・ダルク」が故郷の危機を訴える ― 我那覇真子女史が東京で講演〔10月20日〕

10月20日、東京文京区 文京区民センターで、《千田会》の主催により我那覇真子女史の講演会が行われた。参加者は170名を超え、中高生を始め多くの若者の姿も見受けられた。

沖縄県名護市出身の我那覇女史は「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」の代表運営委員を務めると共に、「予備自衛官」を目指して訓練に励んでいるという。

「メディアが報じない沖縄 水面下で進む琉球独立工作」と題する講演において、我那覇女史は沖縄の現状を映像で解りやすく解説し、その裏に潜む「実態」、さらには私たちが今後何をしなければいけないか、を熱く語った。

  • 「万国津梁会議」に纏わる玉城デニー知事と受託業者との癒着疑惑。
  • 県庁前や小学校の校庭などで、ハングル文字のプラカードを掲げて普天間基地の辺野古移設(彼らの言う「新基地建設」)に反対活動を展開する外国の婦人団体の存在。
  • 辺野古の「埋め立て」には反対するが、那覇空港の第二滑走路建設に伴う「埋め立て」や那覇軍港の浦添移設に伴う「埋め立て」には反対しない、という矛盾。
  • 山城博治氏(沖縄平和運動センター元議長)が、執行猶予中にもかかわらず辺野古にて反対運動をしていること。
  • 太田昌秀氏(元沖縄県知事)が、退任後に訪問団を結成して北朝鮮との交流をしていること。
  • 毎年、金日成の誕生日を祝う集会が沖縄で行われていること。

こうした沖縄で繰り広げられている活動の背景には「琉球独立」を画策する勢力があり、それらの活動を支えているのは「チュサッパ」と呼ばれる「主体(チュチェ)思想」を信奉する人々とその仲間であり、これら沖縄で起きていることは日本全体の問題で、彼らの目的は、「日本の破壊」であると言う。

最後に、我那覇女史は「今の日本は『大義』を捨てている。私の活動は先人が築いてきた『日本』を取り戻す為のもの。皆で、日本を護りましょう!」と訴えた。「沖縄のジャンヌ・ダルク」と呼ばれる彼女だが、「現代日本の吉田松陰」ではないかという印象を抱いた。

私たちも何か「行動」を起こさなければいけない。そう痛感させられた「講演会」であった。

〔《千田会》札幌支部長・今雄二〕

関連記事

  1. 「雪中の松柏」 ― 東都で崎門学研究会〔1月19日〕

  2. 始原を追い求める意志 ― 東都で王権学会の公開研究会〔7月8日〕

  3. 「国体」の実践 ― 国体学講座(第6期)最終講〔2月23日〕

  4. 古典宗学への拘泥も否、新仏教学への耽溺も否 ― 東都で国体思想研究会〔3月6日〕

  5. トランプ大統領の世界史的役割―吉川圭一氏の出版記念会(3月25日)

  6. 大正の大嘗祭を偲ぶ ― 愛知県岡崎市にて六ツ美悠紀斎田お田植えまつり〔6月2日〕

  7. 自己反省なき「遺言」 ― 西尾幹二ロングインタビュー

  8. 「神皇正統記」・岡倉天心・水戸学 ― 先人たちの足跡を辿る〔7月6日~7日〕

  9. 『保建大記』と「あいちトリエンナーレ」 ― 東都で民族文化研究会〔1月26日〕

今月の人気記事

  1. 登録されている記事はございません。




PAGE TOP