始原を追い求める意志 ― 東都で王権学会の公開研究会〔7月8日〕

7月8日夕方、文京区本駒込の曙町児童会館にて王権学会の第7回公開研究会が開催された。

今回は、國學院大學教授の菅浩二氏が「『神道」から現れる日本王権の神髄 ― 近代を通じなくては「伝統」の深さは語り得ないのか』と題して講演。

菅氏は、来場者と語り合いながら、神道・王権の神髄に迫っていく。神道とは「人間を超えた霊的な力への漠然たる信頼と恐れ」に基づき、その力(「カミ」)と人間との関係として立ち現れる。時代を経る中で神道は仏教や儒教などなど様々な思想と混淆してきており、原初から変わらぬ一定の原理は見出だせぬが、各時代において、始原を追い求めよう、始原に還ろうという意志は存在した。天孫降臨の神話は「あめつち」の垂直的世界観を表現するもので、日本の奥深いところと通じている。それは、国土に生活する人間の感覚でもあり、「近代」を超えた深みがあるのではないか。(愚泥)

関連記事

  1. 写真で振り返る両陛下の歩み ― 大丸松坂屋百貨店で写真展『天皇皇后両陛下・ともに歩まれた60年展』

  2. 加藤友三郎を再評価する ― 東京で白石仁章氏が講演〔11月30日〕

  3. 中共の対米工作/国体論の諸相 ― 東都で昭和12年学会公開研究会〔8月29日〕

  4. 観念宗学を撃つ ― 東京都内で国体思想研究会〔1月31日〕

  5. 忠臣たるものは二君に仕えず ― 『靖献遺言』を読む会〔5月23日〕

  6. 「国体」の実践 ― 国体学講座(第6期)最終講〔2月23日〕

  7. 堕胎という悪しき慣習を克服するために ― 東京と大阪でマーチ・フォー・ライフ〔7月23日・24日〕

  8. 旧イタリア王室で当主の継承を巡る争いが表面化〔1月14日〕

  9. 日本と世界を如何に見るか ― 東京で千田会主催の講演会〔11月24日/25日〕

今月の人気記事

  1. 登録されている記事はございません。




PAGE TOP