自己反省なき「遺言」 ― 西尾幹二ロングインタビュー

文藝春秋が運営するニュースサイト「文春オンライン」〔http://bunshun.jp/〕に「〝最後の思想家〟西尾幹二83歳インタビュー(1)」が掲載された。

近現代史研究家の辻田真佐憲を聞き手として、『国民の歴史』を執筆した経緯や《新しい歴史教科書をつくる会》の内部対立を振り返った西尾は、論壇の現状を批判し、「時には立場を超えて言うべきことを言う勇気が必要」と述べる。

うわべばかりの自称「保守」や「安倍さん大好き人間」に対する批判は鋭いが、『WiLL』(平成28年6月号)に掲載された加地伸行との対談「いま再び 皇太子さまへに諫言申し上げます」については一言も触れていない。同対談については本誌(平成28年6月号)で金子編集長が断筆勧告を行い、西尾にも掲載誌を贈呈しているけれども、何ら反応がない。「立場を超えて言うべきことを言う勇気が必要」と主張するなら、この対談について口を噤むのはおかしいのではないか。

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