自己反省なき「遺言」 ― 西尾幹二ロングインタビュー

文藝春秋が運営するニュースサイト「文春オンライン」〔http://bunshun.jp/〕に「〝最後の思想家〟西尾幹二83歳インタビュー(1)」が掲載された。

近現代史研究家の辻田真佐憲を聞き手として、『国民の歴史』を執筆した経緯や《新しい歴史教科書をつくる会》の内部対立を振り返った西尾は、論壇の現状を批判し、「時には立場を超えて言うべきことを言う勇気が必要」と述べる。

うわべばかりの自称「保守」や「安倍さん大好き人間」に対する批判は鋭いが、『WiLL』(平成28年6月号)に掲載された加地伸行との対談「いま再び 皇太子さまへに諫言申し上げます」については一言も触れていない。同対談については本誌(平成28年6月号)で金子編集長が断筆勧告を行い、西尾にも掲載誌を贈呈しているけれども、何ら反応がない。「立場を超えて言うべきことを言う勇気が必要」と主張するなら、この対談について口を噤むのはおかしいのではないか。

関連記事

  1. 声明からファーブルまで ― 東京と京都で民族文化研究会〔11月3日/25日〕

  2. 「明治の日」制定に大きな一歩 ― 祝日法改正案の原案が固まる〔12月13日〕

  3. 正気と尊厳 ― 東都で『靖献遺言』を読む会〔12月22日〕

  4. 神道から琵琶楽まで―京都で民族文化研究会〔12月16日〕

  5. グローバリゼーションと日本国体―金子編集長が都内で講演〔3月30日〕

  6. 中東世界と一帯一路 ― 京都で民族文化研究会〔2月15日〕

  7. 正定事件から宮沢俊義まで ― 昭和12年学会第4回公開研究会〔4月20日〕

  8. 「傲慢だぞ日蓮主義者」・「阿片的宗教意識」 ― 東京都内で国体思想研究会〔11月29日〕

  9. 楠木正成における無私の尊皇心 ― 浦安日本塾〔7月25日〕

今月の人気記事





PAGE TOP