忠臣の鑑・文天祥 ― 第6回「『靖献遺言』を読む会」(8月4日)

8月4日、上野にて第6回「尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会」が開催された。

当日は上野公園に集合し、上野国立博物館で開催中の特別展「三国志」を見学。その後、昼食をはさみ、近隣の会議室で前回に引き続き『請献遺言』を輪読。今回は文天祥について。

文天祥は宋の臣下として元と戦い、宋が滅びた後も元と戦うもついに捕らえられた。文天祥は宋が元の力に及ばないことを知りながら、それでも宋に忠義を尽くした。自分が起ったことを知れば世の忠臣義士が立ち上がるかもしれないという希望を抱いてのことであった。元は文天祥の才能を惜しみ元の臣下となるよう勧誘するも、文天祥はそれを拒否し続けたため、処刑された。「国が亡ぶならば、これと生命を共にすることこそ男子たるものの本懐」という心情であった。

次回も引き続き文天祥を輪読する。次回は有名な「正気の歌」の箇所に入る。

《志士の名言:文天祥編》

◎「天祥は宋の宰相たり。いづくんぞ二姓に事へん。願はくはこれに一死を賜いて足れり。」(天祥は宋の大臣でございまする。されば他の国主につかえることは致しませぬ。願わくはわたくしに一死を賜りたく、そのお許しがいただけますならば、本望この上もござりませぬ。)

〔小野耕資〕

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