7月21日午後、東京都新宿区の早稲田奉仕園にて民族文化研究会(会長:輿石逸貴弁護士)東京地区第21回定例研究会が開催された。
報告者は、田口仁氏(里見日本文化学研究所講学生)と小野耕資氏(同会副会長・大アジア研究会代表・里見日本文化研究所研究員)。
田口氏の報告は「失われた調整型政治家 竹下登」で、日本型政治家の理念としての「調整」や、選挙制度を軸に現代日本政治の欠陥を論じるものであった。
小野氏の報告は「権藤成卿の君民同治論」で、同氏が一部執筆した権藤成卿研究会編『権藤成卿の君民共治論』(展転社)刊行を受け、権藤の人物・思想と、『君民共治論』『自治民範』の内容を概観するものであった。〔渡貫賢介〕