自衛隊の足を引っ張る内閣法制局 ― 川又弘道陸将補が講演〔3月9日〕

3月9日、文京シビックセンターにて、元中央即応集団司令官である川又弘道陸将補の「自衛隊による国連平和維持活動の限界」と題する講演が行われた。

陸将補の講演を聞くまで、イラン・イラク戦争や湾岸戦争やルワンダで起きた大虐殺など、世界中で実に多くの紛争や民族大虐殺が行われているとは思いもせず、それも極めて凄惨なものであり、なおかつ今も続いている事に大きな衝撃を受けた。

加えて、陸将補は多くの国民が知らない国連とPKOの実態に言及される。

我が国では殆ど意識されていないが、国連の正式名称は国際連合。英語では《United Nations》、つまり第二次世界大戦における「連合国」である。それゆえ、国連憲章の第七章には敵国条項が存在し、設立から74年経った今も敵国条項が外されていないという事実に打ちひしがれた。日本と国連との認識のずれの中で、日本政府は”敵国条項撤廃“を宣言し、最大限努力しているのだと思っていたが、実態は異なっている。自衛官の方々は最大限努力されていますが、足を引っ張っていたのは内閣法制局!

また、PKOに関してであるが、国連は平和維持活動を妨害する者に対する武力行使を容認している。にもかかわらず、日本政府は国連第一主義を唱えながら、自衛官の武器使用を制限するだけでなく、挙げ句の果てには自衛官に「宿舎に引き籠もれ」と命令。中国の大使からは、「日本の自衛隊はこの地場で最も近代的な軍隊なのに、宿営地から引きこもって出てこない。何しに来ているのだ」と揶揄されたという。

これでは、日本は世界中から信用を失ってしまう。肩身の狭い思いをさせ続けてしまっている自衛官の方々に本当に申し訳なく、憲法改正を実現せねばならぬと改めて思った。

〔千田会 女子部 鈴木久美子〕

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