朝鮮と如何に向き合うべきか ― 柳宗悦「朝鮮の友に贈る書」百周年記念研究会〔5月23日〕

5月23日、大アジア研究会の主催で柳宗悦「朝鮮の友に贈る書」百周年記念研究会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大の状況下であることから、skypeを活用したリモート勉強会となった。

まず、主催者である大アジア研究会の小野耕資代表から、柳宗悦の思想と「朝鮮の友に贈る書」が書かれた背景について説明があった後、「朝鮮の友に贈る書」の輪読を行った。なお、小野代表によるレジメは、こちらよりダウンロード可能である。

柳宗悦は明治22年に海軍少将柳楢悦の3男として生まれ、朝鮮半島に渡り教師をしていた浅川伯教が持ち込んだ朝鮮白磁に魅了され、朝鮮に関心を持った。三・一独立運動が起こると義憤を起こし日本人に朝鮮を見直すべき旨主張した。「日本は多額のカネ、軍隊、政治家を朝鮮に送ったが、心の愛を贈ったことがあるか」。「朝鮮の友に贈る書」は『改造』に伏字付きで発表された。「朝鮮の友に贈る書」は、いわゆる戦後反戦サヨク的メッセージとも混同されるが、岡倉天心にも通じるアジア主義のメッセージである。各国がそれぞれの共同体、伝統によって培った価値を活かすことが重要だと考えていた。〔愚泥〕

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