平成の御代がいよいよ終わりに近づくにつれ、この30年を振り返る種々の行事が行われている。大丸松坂屋百貨店が、各新聞社と共催している写真展『天皇皇后両陛下・ともに歩まれた60年』もその一つだ。
先般、大阪に行く所用があったので、大丸梅田店15階の大丸ミュージアムで開催されている同展を見学した。
同展は宮内庁侍従職が監修しており、以下の構成に従って約200枚の写真が配列されていた。
- 序 章 節目のあの時
- 第1章 ご成婚
- 第2章 お二人で始められた新たな御公務
- 第3章 様々な儀式と行事に臨まれて
- 第4章 引き継がれた伝統とご日常
- 第5章 平和への祈りと旅
- 第6章 世界の国々と御交流
- 第7章 ご家族との日々
- 第8章 両陛下のお幸せを願って
写真の中には拝したことのないものも多く、タリバーンにより破壊されてしまったバーミヤン大仏の前で撮られた記念写真など貴重な一枚もあった。また、それぞれの写真に関連する陛下の「お言葉」も奉掲されており、感激を新たにした。
大丸梅田店での開催は3月4日に終了するが、3月20日(水)より4月1日(月)まで松坂屋名古屋店および大丸福岡天神店にて、4月17(水)より30日(火)まで大丸京都店にて開催予定。
同展に足を運ぶことができない方には、出展された写真を掲載した記念写真集『天皇皇后両陛下 ともに歩まれた60年』が出版されている。〔三浦充喜〕