三島由紀夫に捧げる一人演劇 ― 福岡で憂国忌〔11月23日〕

11月23日、筥崎宮(福岡市)において第四十九回・福岡憂国忌(三島由紀夫・森田必勝両烈士慰霊祭)が挙行された。

神事、式典に続いて中島淳一氏(演劇家)による記念公演『金色の炎 三島由紀夫没五十年に捧ぐ』が上演された。福岡憂国忌は福岡黎明社が主催し、毎年有識者が記念講演を行ってきたが、演劇の上演は今回が初めて。中島氏は画家としても世界的に著名で、「一人演劇」という新しいジャンルを確立した異色の芸術家として知られている。今回は三島由紀夫の長編小説『金閣寺』を独自に解釈して新たに制作し、上演に至った。中島淳一氏は昭和六十一年から一人演劇の制作・上演を行なっており、演目は「ナザレのイエス」「釈迦」「孔子」「空海」「龍馬」「吉田松陰」「信長」など四十五作を超える。〔本山貴春〕

関連記事

  1. 「前近代」という基盤 ― 京都で民族文化研究会〔10月19日〕

  2. 「尊皇絶対平和」と「ヌミノーゼ」 ― 民族文化研究会関西地区研究会〔5月23日〕

  3. 中華人民共和国にとっての70年 ― 東都で樋泉克夫氏が講演〔1月25日〕

  4. 葦津珍彦と「荒魂」の研究動向 ― 京都で民族文化研究会〔8月22日〕

  5. 昭和12年学会第1回公開研究会〔1月19日〕

  6. 近代日本と満洲 ― 第57回国体文化講演会〔3月15日〕

  7. 思想的混迷の由来 ― 東京でカトリック復興の集い〔6月1日〕

  8. 山崎闇斎の学統を受け継いで―『﨑門学報』(第14号)発行〔12月1日〕/保建大記を読む会〔12月2日…

  9. 共産主義を巡る諸問題 ― 東京で王権学会〔8月26日〕

今月の人気記事

  1. 登録されている記事はございません。




PAGE TOP