「傲慢だぞ日蓮主義者」・「阿片的宗教意識」 ― 東京都内で国体思想研究会〔11月29日〕

11月29日、新宿区内の会議室において第四十九回・国体思想研究会が開催された。

本研究会では、里見岸雄『吼えろ日蓮』を輪読しているが、今回は第二章「此のあはれなる日蓮主義者を見よ」のうち、「傲慢だぞ日蓮主義者」・「阿片的宗教意識」の節を読む。こゝで里見は旧来の神仏概念を鋭く批判し、その無効を宣告している。

それを踏まえ、現役神職を含む参加者で「宗教」を巡る自由討議が行われ、神道・仏教・キリスト教などが検討の俎上に上げられた。本書は日蓮主義に基づく思想書ではなく、「宗教」を根本から問い直そうとするもので、信仰の如何を問わず「宗教」全般に関心のある方の参加を歓迎する。〔東山邦守〕

 

関連記事

  1. 近現代音楽と俳諧系神道結社 ― 京都で民族文化研究会関西支部例会〔5月18日〕

  2. 「雪中の松柏」 ― 東都で崎門学研究会〔1月19日〕

  3. 保田與重郎は萬葉集を如何に読んだか―大神神社で再興・第6回桜井かぎろひ忌〔10月4日〕

  4. 吉田茂の虚像 ― 東京で杉原誠四郎氏の講演会〔5月19日〕

  5. 法案の早期提出を―請願署名百万達成!〈明治の日法案提出促進院内集会〉〔10月30日18

  6. 京都御所とは如何なる場所か?/橘守部の神道思想 ― 京都で民族文化研究会(6月20日)

  7. 中華人民共和国にとっての70年 ― 東都で樋泉克夫氏が講演〔1月25日〕

  8. 声明からファーブルまで ― 東京と京都で民族文化研究会〔11月3日/25日〕

  9. 正定事件から宮沢俊義まで ― 昭和12年学会第4回公開研究会〔4月20日〕

今月の人気記事

  1. 登録されている記事はございません。




PAGE TOP