11月17日午後、早稲田奉仕園にて民族文化研究会(会長:輿石逸貴弁護士)東京地区第23回定例研究会が開催された。
報告者は、阪本浩氏と渡貫賢介氏(同会東京支部長)。
阪本氏の報告は「平家物語雑感」。教科書その他で知られた『平家物語』の文章の一部を実際に音読した上で、描かれた人物・事件について確認し、そこに現れた日本的情感についての検討がなされた。
渡貫氏の報告は「早稲田と愛国」。左翼的な傾向が強いと認識されがちな早稲田大学の歴史をひもとき、草創期の人々の尊皇思想、大正期の左右対立、戦時期の事件などを振り返り、早稲田大学に尊皇・愛国の伝統があることを確認した。〔渡貫賢介〕